花茶酵母のグラデーションパン 「ほうじ茶うずまき食パン」「スリム食パン」
先日起こした「花茶酵母」
ジャスミンティの工芸茶を飲んだあとの
出がらしで起こした酵母で、
ほうじ茶のパンを、2種類、焼きました。
酵母については後半に。
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「ほうじ茶うずまき食パン」
奥にあるのが液種&元種です。
うずまき模様がグラデーションに見えるでしょうか。
白・ベージュ・茶色
の、3色のように見えて、実は5色の生地を用意し
重ねてぐるぐる渦巻に成形しました。
焼き上がり直後。
横からは5つの生地の重なりがわかります。
今回、この生地にしたのは、
お茶つながりで、紅茶かほうじ茶かで迷い、
より色濃いほうを選びました。
はじめは、2色渦巻きの予定でしたが、
いつもと変わり映えがしないので
以前からやりたかった5色生地に路線変更することにしました。
(前々から全粒粉と白生地で作ろうと思っていたのです)
白と薄ベージュの色の差があるので
そこをもう少し差をなくせたらと思っていたのですが、
思いのほか、IGでは反応が多かったです。
キャッチーなパンは、
地味なパンよりもインスタでは人気を集めますね。
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ほうじ茶の味もちょうど良い食パンです。
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もう1種類、同じ生地で作ったのは
「スリム食パン」
こちらは簡単に、丸めただけで
5つの生地を型に並べました。
カットする前もグラデーションがわかりやすいパン。
カットすると色の違いがさらによくわかります。
白とベージュの差がはっきり出ました。
色の違いと同様、パン生地の大きさ(高さ)も違うのに
気づいた人もいるかも?
はい、実はこんなにも↓(汗)
分割時の生地量はすべて同じ重量なのです。
でも、膨らみが全く違いました。
見事に、ほうじ茶生地の膨らみが少ないのがわかりますね。
ほうじ茶生地を手でこねているときに、やや締まっているのは認識していたのですが、
水分もある程度追加していたのでそのまま進んだのが敗因でした(/_;)
味の方ですが、
こちらはそれぞれの味が違うので、
一番茶色のほうじ茶がかなりほうじ茶感たっぷりでした。
味の違いを楽しむパンですネ。
全粒粉で作りたかったのはそういった理由から。
何%の全粒粉が良いのかな、というテストをしてみたかったのでした。
ちなみにですが、
このいちばん濃いほうじ茶パンには、
シナモンロールのフロスティングが残っていたので
それをつけたらちょうど良い甘苦なパンになりました。
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さて、
花茶酵母について。
こちらが、液種の様子。
花茶はこちら。
ジャスミンティ工芸茶です。
生徒さんから、
わかば工房創立20周年お祝いに、と
頂戴したものなのです。
Aさん、ありがとうございます。
今月、ホシノと自家製酵母のクラスで
こちらのお茶をお出しさせていただきました。
生徒さんと一緒に眺めるのも楽しい時間でした。
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最初に小さな瓶で作ったのは
5日ほどかかりました。
飲み終えたあとの、出がらしから作れるので
とってもエコな酵母ですよね。
しゅわしゅわっと
おとなしめですが、ちゃんと力強い酵母です。
2回めと3回めは、1回めの酵母液を
ちょびっとお助けで追加したので
1日でぶくぶくシュワっとしてきました。
左はできあがり、右は仕込んで半日くらいです。
元種も順調にできあがり、
無事、今回のほうじ茶パンになりました。
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自家製酵母、こんなふうに楽しめるのがほんとうに良いですね。
次の花茶酵母(ジャスミンティ酵母)は
何のパンにしましょうか。。。