ホシノルヴァンの食パンを、食パン型(陶器とスチール)で焼き比べ
久しぶりに、陶器の型を出してきて
食パンを焼きました。
以前陶芸教室で作った食パン型です。
酵母はホシノ丹沢。
加糖ルヴァンが分離してきて、
使い切るべく食パンを焼くことにしました。
あれこれ混ぜ込みたいところを、
家族が「白いパンがない!」と漏らしていたのもあり、プレーンのホワイトブレッドにしました。
めずらしく2斤分仕込んだので、
型の違いを調べようと、
陶器型とスチール型(遠赤ブラックコーティング)で
焼き比べをしています。
プロセスフォト
分割工程からのプロセス写真。
後半のプロセス写真ところで、
スチール型は手前、陶器型は奥に配置しています。
型の容積はほぼ同じです。
焼き上がり
右側の大きく膨らんでいる方が陶器型です。
それぞれの違いは
焼きの工程では、
スチールの方が熱伝導が良いため、早く膨らみ始めました。
が、次第に陶器が追いつき追い越せで巻き返し
最後は、陶器のほうが大きく膨らんでいます。
焼成前の写真から比較しても、
窯伸びの良いのは陶器でした。
重量も量ってみましたが、重さはおなじ。
焼減率は同じです。
また、感触としては、
陶器のほうが火のあたりが柔らかいせいか
焼き立てパンの側面も柔らかでした。
ブラックスチールのほうはパリっと色づきも良く焼き上がっています。
あとは、実食で違いを確認したいと思います♪
<のちほど追記レポートしますね>
翌日の感想(追記)
まずはスライス面を。
左が陶器
右がスチール
スライスする箇所によって気泡や密度はちがうものの
陶器型は、全体的に同じ気泡なのに対し
スチール型は、底部分に行くにしたがって気泡は小さく、密度が高くなる傾向が見られます。
味は同じ。
生地が一緒だから当たり前といえばそう。
でも、陶器のほうが、感触も食感も、明らかに柔らかで、しっとり感もあります。
底面のミミも固く感じることがないので、食べ口的には陶器に軍配が上がります。
焼き上がったパンを食べると陶器型を使おうと思えるのですが、
陶器は、何より重く、
しかも気をつけないとあちこち傷つけるので
常に慎重な扱いが必要で、気の使いかたが半端ないのです。
また、型離れも悪いため、油脂多めに塗ったり、それでも心配なので、型の3面にオーブンペーパーを敷き込んだりと。なかなかの手のかかるお方です。型だけに。(コホッ、失礼)
そんなことで、常時使いはしないかもですが、
たまに出してきて手に取るのは気分も上がるのでよいのかなーと思っています。
食パンを焼いただけでこうしてブログ記事も書きたくなるし
写真にも型を入れたくなりますもんね。
また気が向いたら出してこようと思います。
(すでにしまってあるという)
前回の比較実験
7年前にも、型の実験をしていました。
全粒粉パンを、千代田型vs陶器型で比較しています。
ご参考までに。