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ホシノルヴァンの食パンを、食パン型(陶器とスチール)で焼き比べ

久しぶりに、陶器の型を出してきて
食パンを焼きました。
以前陶芸教室で作った食パン型です。

20221120-DSCT0766 (2)

酵母はホシノ丹沢。

加糖ルヴァンが分離してきて、
使い切るべく食パンを焼くことにしました。
あれこれ混ぜ込みたいところを、
家族が「白いパンがない!」と漏らしていたのもあり、プレーンのホワイトブレッドにしました。

めずらしく2斤分仕込んだので、
型の違いを調べようと、
陶器型とスチール型(遠赤ブラックコーティング)で
焼き比べをしています。

 

プロセスフォト

分割工程からのプロセス写真。

後半のプロセス写真ところで、
スチール型は手前、陶器型は奥に配置しています。
型の容積はほぼ同じです。

20221120-page1-46

 

焼き上がり

右側の大きく膨らんでいる方が陶器型です。

20221120-DSCT0775 (3)

 

 

それぞれの違いは

焼きの工程では、
スチールの方が熱伝導が良いため、早く膨らみ始めました。
が、次第に陶器が追いつき追い越せで巻き返し
最後は、陶器のほうが大きく膨らんでいます。

焼成前の写真から比較しても、
窯伸びの良いのは陶器でした。

重量も量ってみましたが、重さはおなじ。
焼減率は同じです。

また、感触としては、
陶器のほうが火のあたりが柔らかいせいか
焼き立てパンの側面も柔らかでした。
ブラックスチールのほうはパリっと色づきも良く焼き上がっています。

20221120-DSCT0797 (3)

あとは、実食で違いを確認したいと思います♪

<のちほど追記レポートしますね>

20221120-DSCT0747 (4)

 

翌日の感想(追記)

まずはスライス面を。

20221121-DSCT0887 (2)

左が陶器
右がスチール

20221121-DSCT0916 (2)

スライスする箇所によって気泡や密度はちがうものの
陶器型は、全体的に同じ気泡なのに対し
スチール型は、底部分に行くにしたがって気泡は小さく、密度が高くなる傾向が見られます。

味は同じ。
生地が一緒だから当たり前といえばそう。
でも、陶器のほうが、感触も食感も、明らかに柔らかで、しっとり感もあります。
底面のミミも固く感じることがないので、食べ口的には陶器に軍配が上がります。

焼き上がったパンを食べると陶器型を使おうと思えるのですが、
陶器は、何より重く、
しかも気をつけないとあちこち傷つけるので
常に慎重な扱いが必要で、気の使いかたが半端ないのです。

また、型離れも悪いため、油脂多めに塗ったり、それでも心配なので、型の3面にオーブンペーパーを敷き込んだりと。なかなかの手のかかるお方です。型だけに。(コホッ、失礼)

 

20221121-DSCT0900 (3)

そんなことで、常時使いはしないかもですが、
たまに出してきて手に取るのは気分も上がるのでよいのかなーと思っています。

食パンを焼いただけでこうしてブログ記事も書きたくなるし
写真にも型を入れたくなりますもんね。

20221120-DSCT0766 (2)

また気が向いたら出してこようと思います。
(すでにしまってあるという)

 

 

前回の比較実験

 

7年前にも、型の実験をしていました。
全粒粉パンを、千代田型vs陶器型で比較しています。

ご参考までに。

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■ Profile

上田まり子 こんにちは、上田まり子です。
1997年からウェブサイト「まりの部屋」でホームベーカリーのレシピ&情報サイトを運営。レシピ本著書9作。
このブログでは、教室のお知らせやレポートのほか、普段焼いているパンをつれづれに綴っています。息抜きの写真さんぽの様子もときどき載せています。

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