50%全粒粉食パン3種と、20年越しのブレッドナイフ
前エントリーで「全粒粉パン」のまとめを
したばかりだというのに、
また!
全粒粉食パンを焼きました。
今度は50%全粒粉の食パンです。
全粒粉は、事前に水と塩を加えて種にしておき、
しっかりと数日水分を吸わせたものを使います。
砂糖も油脂も少なめなので、
焼き上がりしばらくするとピキピキ割れてきました。
ミミが厚くてパリッパリの証拠です。
プロセスを先にご紹介。
この日、
焼き上がり時刻を午前中にしたかったので、
イーストで焼くことにしました。
発酵も計算どおり。HBで40分ほど焼き、
確実に狙った時間に焼き上がりました。
生徒さんとオンラインお茶会を初めて開催した日
ちょうど焼き上がったところをお見せしたいなと思ったのでした。
HBからアッチッチと取り出して、
パソコンの前に持っていって、ご披露。
熱かったので、早々に切り上げましたけれど。
生徒さんは喜んでくださっていたみたいです♪
そして、タイミング同じくして、そのお茶会時間内に
このナイフが「ピンポーン!」と宅配で到着。
(離席しまくりでしたね、苦笑)
今年の誕生日プレゼントという名目でポチしたものです。
こちらも、さらっと箱と中身をお見せしました。
電動ナイフとの出会いは、
パンを焼きはじめた、20年前頃に
電動があるのをパン仲間さんたちと話していて
調べたものの、今のような購入環境もなかったので
いつか持っていても良いかなぁと思っていたのでした。
さて、実演と感想です。
初回はこんなふうにザックザクでミミが剥がれ落ちています。
こちら↓がストーリーの写しです。
なんと、いつものウェンガーのナイフで
カットしたほうがうまくいきました(笑)
手前の一番きれいに切れているのがウェンガー、
それ以外のミミがガタガタなのが電動ナイフ。
重さのバランスなども慣れず、力の入れ加減もつかめずでした。
パンくずもものすごいのです。
ただでさえ切りにくいフランスパン風食パンで
焼きたての冷めたてですから無理もないかなと。
やりにくいーと思いつつも、
性能をためしたくて、無駄に薄くカット(笑)
そんなパンの写真を撮るのは、とても難しかったデス。
ただ、
当初から言われていた音の大きさは、
ナイフが2つ擦れるのだから大きくて当たり前!と
既に覚悟していたので、私はそれほど気にならずでした。
昔のHBや、初代gopanの音も結構な大きさでしたよね。
音の種類としてはチェーンソーの音にたとえられています。
(購入を考えている方はご参考までに)
**
そして、翌日の今日。
全粒粉種がまだ半分残っていて、
そろそろ使い切りたい時期なので
ふたたび全粒粉食パンを焼きました。
今回は2種類のパン。
酵母はいちご酵母で元種種継2回のものです。
まずは「ミニ食パン」
可愛く三ツ山です。
プロセスです。
懲りずに、HB焼き。
ミニサイズはまだ試していなかったので、テストしました。
焼き加減は上々。
釜伸びも今まででいちばん大きいです。
(追記)
翌日はボリューミーな卵サンドになりました。
2カ所カットするとパンの厚みもちょうどよく、
中にいろいろ挟めます。
ピクルスはケーパーで。
同じ生地で焼いたのは、
「角食パン」(奥でボカしてます)
やはり、どうしてもスライスしたかったので、
食パン以外の選択肢はナシでした。
今度は、生地の砂糖と油脂を増やして、
しっとりな角食に焼き上げ、カットしやすさも考慮。
焼き上がり40分ほど冷ましてからカット。
今回は要領をつかめてきて、
スイッチの持ち方や刃の動かし方もすんなりと運びました。
前回より各段に切りやすいパンでしたしね。
こんな感じで、断面も美しいパンになりました。
今度は無駄に薄くせずに、通常の厚みです。
プロセスです。
直前に焼いたミニ食パンが、かなり窯伸びしたので、
それを想定に入れての窯入れでしたが、
意外ともう少しホイロを待っても良かったですね。
断面は良い感じなので、まぁ、満足です。
ということで、翌日にリベンジできた電動ナイフ。
お蔵入りにならずに済んで良かったです。
むしろ、キッチンでの頻度高めの定位置を
決めておかないと!と思っています。
(楽天市場)
ブラック&デッカー 電動ブレッド&マルチナイフ
[追記]
後日、使用している様子を動画にしています。