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夏には塩分補給。酒種酵母「塩パン」(コースレッスン4回め)

今月の最後のレッスンは
酒種酵母コース「塩パン」

 

*

レッスンのお知らせではメニュータイトルは1つなのですが、
応用(アレンジ)も盛り込むので、
複数のレシピをご紹介することがほとんどです。

以前は、系統のちがう生地で作ったパンを
2種でレッスンしていました。
(ホシノ酵母コースレッスンだけは以前からの内容なので現在も同じく2種です)

生地が1種になったたことで、
単純計算で、2倍の回数試作ができ
納得行くまで試作を突き詰められるのを感じています。
深く掘り下げている実感がとてもあります。

*

今回のメニュー「塩パン」

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0721 (4)

パンはすでに昨年焼いていて、
たまたまその時期のレッスンで
お土産にと1つずつお渡ししたもの。
とってもご好評いただいいたので
酒種コース開講の暁にはメニューに入れようと思っていたパンです。
(まだコースを決定していなかった頃です)

そのときの生徒さんたちも、
このパンを待ちに待っていてくださいました。

そんなふうに言ってもらえるのは、本当にありがたいことだし、
レッスンでそれを今回共有できたことが何よりうれしいです。

今回、酒種酵母レッスンをしていて感じるのは
他の酵母では「あれもこれも教えなきゃ!」
という事に最重点を置いていたのが、
酒種では「美味しさを伝えたい!共有したい!」
のほうが先行しているのですよね。

酒種酵母はレッスン開始から間もないからなのでしょうか、ね。

初心忘るべからず。
このまま、美味しさも技術もたくさんお伝えしていきたいと思います。

 

 

王道の「塩パン」

さてさて、ようやく本題。

酒種でははじめての「塩パン」
これまで、ホシノ酵母では2回ほど別の成形でレッスンをしました。
いづれも細長いタイプでした。

今回は、その時からまた成形を変えて、
いわゆるバターロル的な
ころんとしたタイプの塩パンにしました。

酒種塩バターロール塩パン 20220727-IMG_9275 (2)

巻きは、2段半~3段です。

酒種塩バターロール塩パン 20220723-DSCU0405 (2)

↑2段半 ↓3段 という感じに。

塩パン 20220720-DSCU0233 (2)

生徒さんのパンたち。
可愛い子たちがぞろぞろ居て、
この光景、大好きです。
なかなか写真を撮れるチャンスが少ないので
今回はちゃんと収められて満足です。

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0691 (4)

成形時には
有塩バターを中に巻き込み、
藻塩を振ってから焼き上げています。

塩パン 20220720-page (3)

塩は、ミネラルたっぷりのおかげで
焼き上がると焦げてコショウと見まごう存在感です。

そして底面はバターが溶けて焼かれてカリカリ食感に。
まさに、塩パンの王道「ザ・塩パン」です。

酒種塩バターロール塩パン 20220721-DSCU0296 (2)

 

今回はひさしぶりに、ちゃんとスタイリングをしてみました。
普段とちがう小物使いにしただけで
がらっと雰囲気が変わります。

普段使いにくくて、
ほとんど使っていなかった青いボードも活躍しました。

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0721 (4)

そうそう、スタイリングボードづくり。

ワークショップ開催のご希望が出ているので
一緒に作りたい方がいらっしゃいましたら教えてくださいね。
9月下旬以降でしたら日程を組めます。

塩パン 20220720-DSCU0251 (2)

 

 

応用アレンジ「塩ミニ食パン」

つづいて、
アレンジバージョン「ミニ食パン」

中に、有塩バターと甘い系素材を包み込み
塩を振って焼き上げています。

 

塩パン 20220720-DSCU0184 (2)

 

まずは、これが生まれるまでのお話をすこし。

 

レッスンメニューの試作段階で、
ちょっと違うかな、試行錯誤したいな、と思っても、
試作のやり直しは基本翌日以降に持ち越し。

お料理やお菓子やイーストのパンとちがって
自家製や酒種のパンは短時間では焼き上がらないので
だいたいそんなペースで進めていきます。

 

準備がぎりぎりの私ですが、
特に今回は、1年前に目安のパンが焼けていたこともあり、
早めにレシピはアレンジ含め完成していました。

なのに、
確定したあとも、時間があるのをいいことに
ついつい前日ぎりぎりまで確認をしたくなるんですよね。
写真を撮り直したい、とか・・・欲が。

特に今回は、すべて決まってレシピも書き終えた当日、
ふと、このアレンジパンの中に入れる素材を思いつき(開始1時間前のこと)、
急遽、レッスン開始40分前に材料を買いに走り、
20分前にレシピを修正して印刷しました。

中身はキャラメル。

そんなに勿体ぶる素材でもないですが
塩に合わないわけがない!絶対これ使いたい!と、
即行動しました。

初日の朝の準備はバタバタですが、
この日に限って時間の余裕がありました。
もしかしてこのための余裕だったのか(苦笑)

 

それでできたパンがこちらです。
(前置きが長すぎますね)

酒種塩ミニ食パン 20220727-IMG_9294 (2)

「塩ミニ食パン」

・大納言入り
・キャラメル入り

の、2種類です。
甘じょっぱさが特徴のパンになりました。

塩ミニ食パン 20220720-DSCU0280 (2)

こちらが2種類の断面。
ふた山で違う素材にしたバージョンです。

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0700 (2)

包むだけ簡単成形で塩パンが楽しめるので
甘い系ナシバージョンでも、
別の甘い系を入れたバージョンでも
ぜひともお好きな塩ミニ食パン作ってみてくださいね。

酒種塩ミニ食パン 20220727-IMG_9292 (2)

 

ランチタイム

ランチタイムの写真たちです。

酒種塩バターロール塩パン 20220721-DSCU0310 (2)

今月はひたすら暑いので
冷たいスープ「ガスパチョ」

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0700 (2)

ご試食は今回少し悩みましたが
常時換気で、試食時は強風で換気。
黙食は変わらず続けています。
手指消毒もしながら
ランチタイムをさくっとしていただきました。

私も、
キッチンで飲み物をすすって(笑)
休憩を少しとったら(根っこが生えないうちに)
片付けタイムに入ります。

酒種塩バターロール塩パン 20220727-DSCU0701 (2)

包みの一例。
夏らしいラッピング袋があったので。
シールも昔はよく作っていたなぁーと思いながら
前日にペタペタ作りました。

酒種塩バターロール塩パン 20220721-DSCU0330 (3)

 

塩パンレッスンレポートは以上です。

 

同じ生地で塩をトッピングしたパン(塩パン)
さらに、
レッスンでは焼けなかったアレンジ編へとつづきます。

 

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■ Profile

上田まり子 こんにちは、上田まり子です。
1997年からウェブサイト「まりの部屋」でホームベーカリーのレシピ&情報サイトを運営。レシピ本著書9作。
このブログでは、教室のお知らせやレポートのほか、普段焼いているパンをつれづれに綴っています。息抜きの写真さんぽの様子もときどき載せています。

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