自家製酵母、残った元種の活用ヒント「ホットケーキ」と「どら焼き」
作ってから1週間ほど経ってしまった
花茶酵母の元種で、
ホットケーキを焼きました。
元種に全粒粉が入っているので
よく見ると
つぶつぶがわかりますよ。
最初に口に入れた瞬間、
花茶(ジャスミンティ)の香りがふわっとする
美味しいホットケーキになりました。
まだパンも焼ける元種でしたが
元種自体の発酵力を使うのではなく
BPを使って膨らませています。
*
サワードゥのパンを焼いていた頃、
捨て種が常に出るので、
捨てないようにいろいろ工夫しながら
せっせと使っていました。
発酵をあまり気にしないパン
・ピザ
・カルツォーネ
に使ったり、
お菓子に使うのも便利だと気づいてからは、
・グラノーラ
・クッキー
・クラッカー
・パウンドケーキ
・ポップオーバー
・蒸しパン
などにも使っていました。
過去の記事はこちら↓
理屈は簡単で、
「捨て種=粉:水=1:1」
で作っている酵母なので、
この式にあてはめるだけ。
例えば作りたいレシピの中の、
「水分:50g 小麦粉:50g」
の部分を、
「捨て種:100g」
に置き換えればOK。
小麦粉は全量置き換えるのではなく、
一部は小麦粉として残しつつ
残りを元種に置き変えるほうがうまくいきます。
そして
今回のホットケーキと同様
捨て種の発酵力を使うのではなく
BPやBSなどを使って膨らませます。
ちなみにですが、
蒸しパンやパウンドケーキやマフィンなどは
元気な元種の発酵力だけを使って
膨張剤は使わない方法もありますし、
私も時折、そういう作り方をします。
今回はあくまで「捨て種活用」という視点です。
作り方は、
水分を入れるタイミングで元種を入れること。
工程途中の生地の硬さが違うので、
それぞれ工夫する点もありますが、
あまり難しく考えずに気軽に取り組んでいます。
自家製酵母パンを焼いていくうち、
元種が増えて困ったとき
こんな使い方をして、
冷蔵庫も気持ちもすっきりさせるのは
精神衛生上も良いかなと思います。
*
もう1つ、ホットケーキと
ほぼ同じ作り方で
「どら焼き」も作りました。
BPではなく重曹を使った配合で、
ひと晩ねかせてから焼きました。
ホットケーキよりさらっとした生地です。
中身は、発酵あんこを入れています。
どら焼き生地の砂糖の量は、
ホットケーキよりかなり多め。
和菓子で習った時にビックリしたのを覚えています。
発酵あんこの優しい甘さと合わせるとちょうど良いです。
こちらも、美味しくいただきました。
重曹の香りが少し残りつつの
花茶酵母の香りもほんの少ししている、
そんなどら焼きになりました。
ホットケーキやどら焼きは
酵母の香りが残りやすいのかもしれません。
いろいろな酵母でいろいろなお菓子を作ると
味の変化も楽しめるように思います。