低糖質「ブランブレッド」ホシノルヴァンで美味しさをプラス
今月食パンクラス
「ごまチーズブレッド」
につづいて、
「低糖質ブランブレッド」
です。
ブランパンは、コンビニなどでも低糖質パンとして
ずいぶんと前から扱われていたので、
現在では周知のパンになっていますよね。
断面はこんな感じです。
独特の、黄色みがかったブランの色をしています。
きめこまやかでふっかふか。それでいて引きがある食感です。
長くなりますが、このパンの誕生をお話します。
おうちで作るブランパン(ふすまパン)をいかに美味しくするかを、
ちょうど、低糖質ダイエットに興味を持ちはじめた2年前くらいから考えていました。
パンの配合の一部に小麦ふすまを配合して、小麦グルテンやらシトラスファイバーやらを調達して加え…と実験したこともあったのですが、これらをそろえたうえでのレッスンは、敷居が高いことこの上ない!と。それに今後自分でも作らなくなる気がして。やはり市販のブランミックスに頼るのが手っ取り早く単価も低くできるかなと、早々に路線変更しました。
ただ、このブランミックスがあまり美味しくないのですよ(汗)
推奨の配合で焼くと、なんというかこう、スポンジを食べているようで、口のなかの水分を全部持って行かれます。食べたことのある人はきっとこの表現で分かるはず。
同じ事を思っていた生徒さんからは、「ぜひ美味しい低糖質パンを研究してください」と言われていたのと、当時姉も試食係をしてくれたので、とんとんと試作もすすみました。前回参加くださったYさん、ありがとうございました!
ミックス粉だけを使うのではなく、糖質は上がりますが美味しいいつもの国産強力粉と、美味しいいつものホシノ丹沢酵母と、強い味方のホシノルヴァン(ホシノ酵母で起こした発酵種)をプラスすることでなんとかなるのでは?と試行錯誤して出来あがりました。
ラカントともう1種の砂糖の二つ使いにしたり、パンをしっとりさせる素材を入れたりと工夫のし甲斐もありました。
実は、前回のレポートをupしていなくて・・・(涙)生徒さんには、このレシピができあがる課程を熱くお話したのでした。暑苦しくない程度に(笑)
私の中では、現在のベストレシピです。
ほんとうにふかふかなパンです。
とはいえ、食すときは、水分の多めのものを
サンドするのがいちばんのおすすめ。
もちろんふつうにトーストしても
バターを塗ってもチーズトーストでも
サンドも何でも通常のパンと同様にいただけます。
レタスたっぷりサンド。
食パンコース前期も、残り1回となりました。
早いですねー。
ひとくちに食パンといっても、成形はいろいろできるので
このコースでは、全20種類同じ成形はほぼないのです。
中味に合うような成形を心がけています。
型もなるべく増やさないよう、
基本の2つの型(キューブ型とパウンド型)
をヘビロテしています。
このブランパンはキューブ型でおだんごヘアのような形にしてみました。
*
おまけ。
春先に、自家製酵母で焼いていたのが
出てきたので、折角なので載せておきます。
元種分の小麦粉が入る分、ブラン比率はすこし減るかな?と言ったところ。
加水の多いパンなので、どうしても焼き上がり後にケープイン(腰折れ)しがち。オーブンから出す際にショックを与えても、すこしずつ側面がへこんでくるのはある程度仕方ないのかなと思います。
この波型は、比較的腰折れしにくい気がします。(余談)
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食パンのレッスン、残り1回となりました。
次回は9月。
3色生地で、楽しい成形2種類していきましょう。
「3色マーブルブレッド&渦巻きミニ食パン」
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