ホシノ酵母とレーズン酵母で、白く輝く「はるゆたかのカンパーニュ」
カンパーニュ、相変わらず焼いています。
先月のカンパーニュ記事↓で、
合計7種類のパンをupしたように
自家製酵母で焼くことがほとんどでした。
酵母の特徴・香りを生かして、
何を中に入れようか、生地にもなにか混ぜてみようか、
考えるだけで楽しくて、
焼き上がったパンをカットするのも
味見をするのもわくわくしていました。
自家製酵母は全粒粉いりの元種を作るので、
どれもこれも、色のついたパンになります。
たまには白いパンでも良いかなと、
ちょうど今月のホシノレッスンも終えて生種が残っていたので
ホシノでカンパーニュを焼くことにしました。
粉も、タイプERからはるゆたかブレンドに変えて。
*
カットした瞬間、
なんて白いの!(笑)
スライスしたら、透き通るような肌。
(憧れます、苦笑)
クラムは空気感がありながらしっとりふんわり。
クラストはとても薄くパリっと焼き上がりました。
軽いパンになったことで、パンも早く冷めて
スライスしやすく、良いことづくめです。
そのまま、いちばん端っこのクラストの1切れを味見。
焼きたての香ばしさと、パンの出来を確認します。
↓このいちばん手間の部分です。
食パンの場合は、両端のミミつきスライスを
好んで食べたりしないのですが
(むしろ薄くカットして乾燥防止用にしておく)
カンパーニュの場合は最初に食べてしまいます。
もちろん、中心のやわらかクラムも大好きですよ。
左:発酵を終えて、バヌトンに入れたところ
中:ホイロがおわったところ
右:取り出してクープ待ちのところ
ホシノxはるゆたかは名コンビ。
とても美味しく焼き上がりました。
真っ白カンパーニュが美味しくて味をしめ、
すぐに、次のカンパを仕込むことにしました。
こちらの種です。
しばらく前に買ってあったグリーンレーズン。
賞味期限が半年に迫り、開封してエキスを作っておいたのがほんの2日前。
噂どおりの強い酵母です。
さ~っと浮いてきて、
あっという間にしゅわっしゅわに。
酵母液まではできていたので、
この淡色エキスと白い粉(はるゆたか)だけの元種をつくり
カンパーニュに仕込みました。
プロセスの絵面はホシノと全く同じですね。
焼き上がり!
まるっとパンッパンな姿がまたよしです。
すこし冷めたら開封の儀。
この瞬間がドキドキなんですよね。
とりあえず白く焼けてほっとしました。
大穴には目をつむっておきます(汗)
この断面もしばし写真で楽しんでから・・、
本日のお昼に、家族のお腹へと消えて行きました。
タイプERやE65を使うと、私の仕込み方のせいなのか
灰分の多さゆえなのか灰色にくすむことがよくあります。
はるゆたかのほうが白い生地で骨格もしっかり。
カンパーニュにはこれが良いなぁと思うのでした。
じつは先日まで、
たてつづけにカンパーニュが思うようにいかず
深みにはまっていたのです。
でも、そんなことがすべてチャラになるこの2回のパン焼きでした。
すっきり・さっぱり、
次のことに取りかかれます。