自家製酵母の残り種で「マフィン」4種と「ポップオーバー」
自家製酵母の液種づくりと元種づくり。
酵母を起こすのが楽しいので
季節の酵母がぶくぶくしているのを眺めるのが
何よりも癒やしになります。
元種づくりも、生活の一部なので
だいたいにおいて何かしらの種を容器で発酵させている状態。
朝起きると、
今日は元種だったかな、パン生地だったかな、酒種だったかな、ホシノだったかな、かなかなかなと(笑)発酵器代わりの冷温庫を確認します。
そんな状態なので、
行き場を失う酵母も出てきまして・・・
弱くなった元種「捨て種」の活用をテーマにして
今月の「自家製酵母コース」で座学に取り入れてみました。
そのための試作や、
純粋に元種活用のために作ったお菓子&スナックです。
「いちじくマフィン」
いちじくの季節がやってきましたね!
8月頃から九州あたりの産地から届く無花果。
そろそろ近い産地にも順番がまわってきました。
地場産のいちじくは愛着もひとしおです。
この、大好きな無花果を入れたマフィンを
元種活用して焼きました。
元種は、生地の一部に入れて
(写真↓では左中段の生地の中に入っています)
通常のベーキングパウダーでふくらませるマフィンとして焼き上げます。
生地の中とトッピングに無花果をたっぷり使いました。
しっとりマフィンです。
「ブルーベリーマフィン」
そろそろ終わりかけのブルーベリー。
たっぷり入れてブルーベリーマフィンが焼けました。
酵母はもちろんブルーベリー酵母。
つぶのままバージョンと、、、
こちら↓(中央)はミキサーを使って
すりつぶしてから酵母起こしました。
手順は、いちじくと同じ。
ブルーベリーは扱いやすくて良いですね。
粒からじゅわっと果汁が出てくるのも好きです。
ブルーベリーって
マフィンに一番合うフルーツな気がします。
「クランブルマフィン」
ブルーベリーマフィンからさらに
ひと手間プラスして
クランブルマフィンも焼いてみました。
横からの眺め。
工程写真。
捨て種利用なので
BPで膨らませていますが、
酵母が元気であれば、発酵が期待できるので
BPは入れずに発酵時間をとれば(おそらく4時間~ひと晩)
「酵母マフィン」が焼き上がります。
次に機会があればやってみようと思います。
そんなことを思って、
元種を起こしたら…
なんだかうまく起こせなかったので
次のマフィンへとつづきます。
「抹茶マフィン」
発色も良く、
味も定番素材をプラスした
「抹茶マフィン」
ホワイトチョコと大納言を入れ、
半分にはクランブルをトッピング。
発色が良いのは、
元種に全粒粉をつかっていないせい。
何を血迷ったか、薄力粉で起こしたので
ゆるゆるの元種になり、パン用には使えず…
ま、どのみちマフィンにしても良いと思っていたので結果オーライです。
このところずっと作っているので
大分、マフィンづくりも板についてきましたよ(笑)
さらに、もう一種。
「チョコバナナマフィン」
抹茶と一緒に作った「チョコバナナマフィン」
並べましたの図(笑)
生地にはバナナピューレとチョコチップ
トッピングにはバナナスライスとチョコチップ
焼き上がり後、
バナナが陥没してきたので
粉糖を振ってから写真を撮りました。
プロセス写真
バナナが入る生地は、
調整が通常のマフィンと異なりますね。
他のマフィンがさっくりとした食感で
ふつうのマフィンと変わらないですが
これはモチっとした食感になりました。
抹茶を作った時点で、モノにしたと思ったのですが
これはリベンジしたいマフィンです。
とはいえ、
場数をこなした分、作業工程もスムーズで
基本の配合も暗記できるくらいになりました。
副材料による砂糖の量の調整も身につきました。
焼き上がったマフィンは、
焼き立て冷めたてでも美味しいですし、
早めにラップをして、全体をなじませてからいただくのもおすすめ。
しっとりとしながらもほろっと食感で(バナナ以外ね)
美味しく焼き上がりました♪
これからは、
いつ元種が余ってしまっても
怖いものなしです(笑)
最後に、もうひとつ。
「ポップオーバー」
これも捨て種活用レシピ。
以前も、ブログでレシピを紹介しています。
チョコチップ
岩のようなその姿!
チョコチップを入れるとさらに岩感が増しますね。
工程写真。
チョコチップは浮かせて加え、
オーブンに入れる際には”そろーりそろーり”と慎重に入れるのがポイント。
沈ませないよう、気をつけます。
チェダーチーズ
こちらは
チーズのポップオーバー
とりあえず4個作ったときの写真がまた…↓
膨らみすぎたため、1個おきに入れて正解でした。
これは、膨らんだというよりは
爆発した、というのが正解ですね。
捨て種活用方法は、
今月の自家製酵母クラスで