祝・開講。酒種酵母のレッスンがはじまりました。
新しいレッスンがスタートしました。
パン教室を開講して約15年ほど、
イースト、ホシノ酵母、自家製酵母
と、酵母の種類もうつりかわり、
今月から新しい酵母が仲間入りしました。
ここ1年、集中的に作りつづけてきた「酒種酵母」です。
一口で酒種酵母といっても、人によって様々な作り方があります。
私の扱う酒種酵母は、米麹とご飯を使った自家製酵母で
ベタつきやすいのを極力抑えるような配合のさらさら酵母です。
はじめは、自家製酵母クラスの中で
レッスンしようかなと考えていたのですが、
作り方も扱い方も味わいも全く違う酵母。
パンを作るうち、別の物として紹介したほうが良いかなと思うようになりました。
四季の変化にも対応したくて、
確認のため1年の準備期間を設けてひたすら焼き続けて
ようやくこの4月にスタートしました。
今回、酵母起こしのレッスン・いわゆる(いわゆる?笑)「はじめてレッスン」は、
単発開催ではなく
コースレッスンの初回に組み込みました。
『はじめてレッスン』といえばやっぱり
「プチパン&ミニ食パン」
写真だけならホシノはじめてレッスンとうりふたつですネ。
でも、配合も焼成も味も違います。
酒種酵母は、
・お世話しやくて
・作りやすくて
・香りよく美味しい
三拍子そろった酒種酵母かなと思います。
なにより、焼き上がったパンの香りの良さには、
毎回うっとりするほど。
昨年、生徒さんに味見していただいた酒種酵母のパンが、のきなみ好評で
「これは絶対受ける!」と受講を心待ちにしてくださっていた方が一人ではないのです。
私もそんな圧を感じていたので(笑)
いつも以上に心して準備していました。
余裕を持ってしっかりと整えて初日を迎えられるように。
どのレッスンでも初日は段取りが上手くいくか心配で緊張感があります。
今回の初日は、手慣れた生徒さんばかりで、
「初酵母での初日なので緊張してますー」と表明したせいか
生徒さんの温かいサポートで無事終了できました。
ありがたいです。
さて、レッスンの内容ですが。
準備しておた生地でプチパンとミニ食パンの実習、
分割・成形からスタートします。
仕上げ発酵(ホイロ)の間に、酵母の作り方の説明が入り
最後に、お持ち帰り用の酵母づくりとパン生地こねを行っています。
そうこうしているとパンもすべて焼き上がります。
最後はスープと一緒にお味見の、黙食ランチタイム。
今回は「まるごと玉ねぎのコンソメスープ」です。
材料を準備したら
炊飯器にかけるだけの手間なしスープです。
酒種をほんの少し入れると味に深みが出ます。
今月の全クラスのレッスンが終わり、
ほっと一息ついているところです。
生徒さんの喜んでくださっている様子を拝見して、
そして、「おいしい」の言葉が聞けてひと安心。
私一人で楽しんでいるだけでなく、
この酵母とパンをシェアできたことの嬉しさを
ひしひしと実感しています。
ご受講いただいた皆さんに感謝です。
半年間、ご一緒に楽しんで行きましょう。
よろしくお願いいたします。
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レッスン後にセッティングしてみましたの図。
この日は暑かったのでお出ししたハーブティをアイスにしてGKGK。
翌日、上下にスライスしてブリーチーズをのせて軽く焼き、
カリカリベーコンも一緒にはさみました。
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庭で咲きだしたすずらん。
スズランの日ももうすぐですね。
猫にも人にも有毒なので
気をつけながら飾っています。