「コーンパン」ホシノ酵母と酒種の焼き比べと、それぞれの酵母の好きなところをつらつらと。
すでに書いているレッスンレポートはこちら↓
ホシノ酵母の「コーンパン」
エアリーでふっくらな、その断面を
撮り忘れたのが気になって、再度のエントリーです。
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レッスンで焼いたパンの残りカット。
垂直カットと水平カット。
パン生地がよく膨らむので、
それと同時にコーンも散らばって
つぶつぶがいくつも出てきてくれました。ホッ
水平カットのほうは、カット面にマヨネーズを薄くぬって
軽くトーストすると最高に美味しいです。
中になにも挟まなくても十分です。
私は、鶏ハムを挟んだら、パンの存在感が薄れてしまいバランス悪し。
薄いハムで十分なくらいでした。
(写真撮り忘れ)
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そして、こちら↓の比較写真は、
酒種酵母のコーンパン(左)と
ホシノ酵母のコーンパン(右)
ほぼ同様の配合&作り方です。
酒種のほうは、うっかりホイロオーバーしてしまい
(夕食時と重なってしまった)
断面が荒くなりました。
そのせいもあったのか、やや大味の感があります。
また、温度設定をこれもうっかり同じにしたせいで
酒種のほうが焼き色が強く付きました。
おかげで(?)いつもにまして良い香りです。
膨らみや空気感はほぼ同じ。
次はこの↑”うっかり”2点に気をつけて焼きたいところです。
おそらく、ほぼ同じ出来になるのでは?と思います。
この2つの酵母の焼き比べ、
以前はカイザーゼンメルでやったのを思い出しました。
同時に作るとなると(倍量できてしまうので)
なかなかタイミングがないのですが、
楽しいので、また機会をみてやってみたいですね!
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ところで、
酒種の紹介をついでにしておきます。
酒種はとてもお手軽な自家製酵母です。
私のやり方では、種起こしも半日で済みますし、
自家製酵母のような元種づくりもなし。
液状のまま(液種)ストレートでパンに配合します。
酵母を育てる楽しさに加え、その簡単さも魅力かなと思っています。
そして何より、ふっくら軽く焼き上がります。
麹を原料にしているのはホシノと共通するところ。
種も、焼き上がりも、やはりホシノと似ています。
個人的に私は大好きな味&香りです。
(私はお酒をあまり頂きませんが香りとしては好きです)
ホシノでのパンが好きな人にはきっと抵抗なく入れる酵母だと思います。
何より、「自分で作る酵母」というところが魅力です。
…麹は買って来ますけれどね。
ほぼどんな銘柄でも今まで失敗はないです。
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また、
ホシノ酵母の良いところは、やはり
・失敗をしにくところ
・安定した配合でレシピも多いところ
・ホシノルヴァンなどまだまだ発展性のあることろ
・メーカーの情報のバックアップがあるところ
などなど、
市販品の強み&安心感はとても大きいです。
私も、決められた時間に作らないといけない場面では、失敗のないホシノを選びます。
古くからある天然酵母のうちのひとつで、
ホームベーカリーの多くの機種で対応していているところがまた嬉しくもあります。
HB+ホシノの組み合わせは、もう20年以上のおつきあいです^0^
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そしてさらに、
自家製酵母についても。
自家製酵母(自家培養酵母)は、酵母自体を1から育てるのが楽しいところです。
レーズンをはじめとするドライフルーツ、生のフルーツ、ハーブ、花、お茶、野菜などなど、その素材を選ぶのが何より楽しい。旬を取り入れられますしね。季節の香りを存分に楽しめます。
それに、地元素材を使うとより愛着も感じます。
地産地消を謳うまでもなく、比較するとやはり、地元素材のほうが元気な酵母に育つように感じています。
野生酵母ですから、個体差があり毎回同じにできないところももちろんあります。それもまた観察や実験好きにはたまりません。
酵母づくりのときは「酵母のみぞ知る」
パン作りのときは「パンのみぞ知る」
と、大きく構えて、のんびりおつきあいしながらパンを楽しんでもらえたら良いなと思っています。
あ!でも、、レッスンのためにはより良い酵母と作り込んだレシピを提供できるよう、試作にはいとまがありませんよ(笑)
それぞれに魅力が異なっていて、
そのせいで、どの酵母も捨てられない(汗)
酵母生活、
こんな感じで優越つけることなく楽しんでいる今日このごろです。
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現在の、冷蔵庫の酵母はこんなふう(笑)
これでも大分片付けたあとです。
特に、りんご・レモン・ラベンダーは3ヶ月をゆうに超えるエキスなのですが、毎回のお世話デイには、匂いを大いにかいで、癒やされています。アロマ効果抜群です。