酒種酵母(米麹)冬においしい、お菓子のような「ショコラブレッド」
1月のレッスンレポート。
酒種酵母(米麹酵母)クラスは、
2月のバレンタイン直前なので、
「ショコラブレッド」
をテーマにしました。
いまどきバレンタインなんて流行らないかしら?!(笑)
でも、この時期はやはりチョコをたくさん見かけますし、
チョコが美味しいと感じる季節かな、と思います。
レッスンメニューは2つ。
「ショコラブレッド」と
「ショコラプチパン」
同じ生地から作ります。
厳選素材ながらも手に入りやすいものを使って
美味しく作りやすく仕上げています。
ショコラブレッド
ショコラブレッドは、
型に入れて焼き上げています。
上面のガサガサして見えるのは、マカロン生地。
最近では、自家製酵母クラスのパネトーネで登場しました。(覚えているかなー?)
焼き立てを頬張るとカリッカリです。
酒種効果でパンもふわふわ生地。
”カリフワ”なチョコパンです。
↑ 生徒さんの分は紙の型でそのままお持ち帰り。
↓ 私は、毎回のことなのでごみを減らしたいのと
別の型で焼くときの参考にもしてもらえるので
スチールのパウンド型を使いました。
ホイロと焼成環境が同じでも、型の容量と形が違うため、窯伸びの向きが違いますね。
私も参考になる結果です。
スライス面。
中に入れたクーベルチュールチョコと、クランベリーが顔をだします。
定番のオレンジピールは、前のレッスンでも使ったのと、味の想像が容易につくので、あえてクランベリーを選びました。ちょっとオトナな味になります。酸味もあり、私はオレンジピールに並んでこれも好きな味です。
ドライフルーツのかわりにくるみにするのもよし、
全量チョコにするのもよしです。
パン生地にはヴァローナココア、
巻き込むチョコはチョコチップではなく小さいタイプのクーベルチュールチョコを使います。
素材次第で、贅沢で美味しいチョコパンになりますよ♪
最後に、マカロンをトッピングするところが今回のポイント。
プレーンのマカロン生地とココア入りのマカロン生地で試作して
プレーンは表面が真っ白になってしまったので、
ココア入りマカロン生地を採用しました。
味も深まります。
やきたてカリカリ食感が、
美味しさに楽しさをプラスしてくれます。
ポリ袋で密閉すると、翌日はしっとりに変わります。
↓白いペーパーは、
マカロン生地が張り付かないよう敷いてあります。
もちろん無くても良いのですが、側面のパンがきれに剥がれないので、使いました。
冷めたら抜いておくと見栄えも良いです。プレゼントの際には外しておいてくださいね。
今回の使った紙型↓は、長辺のところがくるりと強化されていて、
パンが膨らんでも形が崩れなくて使いやすいです。
底に小さな穴が開いているので、ゆるいケーキ生地ではなくパン生地に向く型です。
紙パウンド焼成紙型・ベーキングトレー・プラムケーキ型とも呼ばれます。
ショコラプチパン
もうひとつ
アレンジパンは、
「ショコラプチパン」
にしました。
はぁ~。(突然ため息、笑)
このクープのカーブがたまらない。
・・・と、生徒さん談。
「酒種はじめてレッスン」でも作るプチパンと同じです。
この、全体にもりもりっとする形は仕上げが同じだから。
「はじめてレッスン」でもお伝えしました。
左右平均になるときれいなのですが
あっちへいったり、こっちへいったり
はたまた開かなかったり、ということもあります。
天板での位置とか、クープの入れ方とか
原因はいくつもあります。
今回、複数生徒さんから同じ質問をいただき
ちょうど良い機会なので、復習しながら、原因もさぐりつつ、説明しました。
お悩み解決のポイントがいくつかあったようで、
その後、うまくいっていると良いなと思っています。
このパンは、ココアパウダーをふっているので
クープの境界がより一層はっきり出ます。
↓焼き上がりクープ、勢ぞろいの図。
今回は、中にチョコを入れていますから、
丁寧にクープを入れないとチョコが顔を出してしまいます。
浅く浅く入れましょう。
ちなみに、チョコが出ちゃったのは、私が雑にやってしまったコ💦
最終日は、全部チョコが出ることなく焼き上がりました。
(↑最終日以外の生徒さんへのご報告、苦笑)
ランチテーブル
今回はシックなランチの様子。
パンの色に合わせて、
生徒さんもいろいろ選んでくださいました。
似ているようで微妙に違うのもまた面白いです。
後から写真をじっくり見て、私も楽しませてもらっています。
ラッピング
今回は、軽くラッピング。
プレゼント用にもなるパンですし、
また言いますがバレンタインも近いので(しつこい)
マカロントッピングのパンは
紙&ポリで少し空気の通りを良くしたつもりです。
↓参考までに。
アレンジ編
同じ生地を使った別のパンを、
レッスン前&レッスン後に作っています。
生徒さんも、
お持ち帰り生地で別のパンをいろいろと作ってくださっていました。
長くなるので、また別のエントリーでご紹介します。