自家製レモン酵母の「カンパーニュ」とプルアパートブレッド
1月の自家製酵母レッスン
基本のクラスなので、
安定のレーズン酵母で作っていますが
今回だけは酵母を変えています。
旬の柑橘フルーツ・レモンです
酵母の香りを嗅いでいるだけでも
幸せ感がいっぱいです。
カンパーニュはシンプルな配合なので
酵母の香りも残りやすいのです。
レッスン当日
みなさん、綺麗にクープも開きました。
クープが開くとやはり、嬉しいものです。
でも実はクープを入れること自体よりも、
大切なのはそこに至るまでのプロセス。
生地作りがとっても大切なことに
改めて、今回の試作で痛感しました。
子育てのように、赤ちゃんの頃から
大事に大事に育てて、最後のクープは
オーブンに旅立たせる前の最後のひと作業。
「いってらっしゃ~い」
と、窯入れ時に声かけして送り出します。
レッスンの時も、オーブンに入るとき
たまに生徒さんが仰っています。
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焼きあがったカンパーニュで
何かひと品を、と、前日に思いつき
「プルアパートブレッド」
にしてみました。
こちらは試作なしのぶっつけ本番。
パンとは随分な違いです(笑)
こんなふうに引っ張り出して
チーズとろりん!を楽しみます。
お食事準備も整って、
HB焼きのパンも準備したので
お味見していただきながらのランチタイムです。
↑柚子酵母のチョコレートブレッド
↓レモン酵母のチーズケーキブレッド
脇役に徹しております。
焼きたてカンパーニュの断面。
しかし焼きたてはスライスに難儀します(笑)
スープとともに
「きのこたっぷりクリームスープ」
しめじ・エリンギ・マッシュルームの
しっかり食感オンパレードです。
全部撮れていませんが
今回はアラカルトパン袋。
全員違う袋に入れてお持ち帰りも
楽しい試みでした。
違うパンみたいですよね。
今月も
お越しいただきありがとうございました。
次回は5回め、あっと言う間の最終回です。
今回とは全く違うパン
リッチな生地で「バターロール」を
焼きましょう。
お待ちしております。
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おまけ写真は
残ったカンパーニュの撮影会。
焼成翌日で、しわっていますが
がばっと開いたクープのエッジが
真っ黒に焦げているところを
撮ってみました。
断面ショー
こちら↓は、
冷蔵庫で仕上げ発酵する方法(コールドプルーフ)で
焼いたもの。
ずっとやりたくて仕方なかったのですが、
教室の試作で手一杯だったので
時間が出来たら、と思っていたのです。
たまたま、
生地を1つ分多く仕込んでしまった回があり
これはやるしかないかなと。
夕食後に成形して、冷蔵庫に入れひと晩ホイロ
朝出したら、まださほど膨らんでいなかったので
復温しながらさらに発酵を待ちました。
クープが入れやすかったのが最大の収穫。
いつもツレながらもナイフ入れますが
真っすぐ端から端まで綺麗に入りました。
コールドプルーフ、
冷蔵庫から出したときのパンの状態が
おそらく毎回まちまちだと思うので、
その見極めがポイントになりそうです。
でも、朝起きてから焼成まで
最短でできるパンなのでは?と思うので、
必要に応じて使ってみたいなと思いました。
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